タケ丸のポリプテルス観察ブログ

ポリプテルスについて、自分なりの解釈での駆け込みブログになります。水槽と言う閉鎖的な環境下での事なので、自分とは違う事も有りますことをアタマに入れて見て頂けたらと思います。

濾過槽のリセット。


濾過槽のリセットをしました。

 

やはり、楽で早いです。

 

濾材を濾過槽に敷き詰めないとダメだと思い込んで居ましたが、その考えを取り払えたのは良かったです。

 

濾材を敷き詰めて居た時は、2つの水槽のリセットに3~4時間は掛かっていましたが、この濾過システムだと不馴れで手間取って1.5時間(笑)で終わりました。

(但し、サンゴ砂は変えてません)

 

多分、慣れればもう少し早くリセット可能かと思います。


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ここまでで40分位でした。

 

もう1本の濾過槽もやりましたが、腰の負担も無く気軽にリセット出来そうです。

 

この趣味で、面倒で体力使うのが濾過槽のリセットだと思ってます。

 

この面倒を解消出来たのは、1番の個人的な成果かと思いました。

 

 

濾過槽やヒーターの交換。

先ず、物理濾過のマットを変えました。

 

2021年8月に謎の中華マットと、


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この、スポンジブロックを全て変えました。

 


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スポンジブロックは、尺1寸のタコ引きでカット。

使い勝手と、やり馴れてる刃物なので(笑)スムーズに切れました。

(中華のマットもタコ引きでカットしました)

 

後は、


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カットしたマットを、物理濾過ボックスに入れて、


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こんな感じにセットすると、オーバーフローされた水の音が殆ど聴こえなくなります。

 

因みに、ヘタッたスポンジブロックと中華のマットは、


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こんな感じです。

 

約2年、お疲れ様でした。

 

 

そうそう、1500水槽の濾過槽で日本ナマズを飼育を始めました。
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(見えてませんけどね)

1800水槽の濾過槽では、ウナギです(笑)


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見えてません(笑)

 

 

水作ジャンボのエアー供給が弱く感じたので、ブロワー(AP-40)に変更し、年1回ヒーター交換もして全て変えました。


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このシステムにしてから、ビキール系(特にラプラディとチャドビキール)が良くなりつつ有ります。

 

一番ダメになっているのは、コンギクスですね。

 

何気に、オルナティも良くなって太さも出てきているので今後が楽しみにです。

 

 

 

水流を付けた結果。

既に、水流は真下に落としてますが真下に落とすと、ポリプが水槽前面に出てくれるので水槽越しに測定しました。

 

※水流が有ると、殆ど水槽前面に来ないので約1年位は測定してませんでした。

 

 

因みに、水流はこの様な感じで真横と真下に出してました。
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真横の水流は、排出口から水槽前面の1/3の所に来るようにしていて、水槽のフランジを目掛けて出してます。

 

この水流の角度は、ナイジェリアラプラディにかなり有効で餌食いも良くなり、少しふっくらしてきました。

 

ラプラディ以外に少し良かったのは、オルナティにビキール(チャドとトゥルカナ共に)、コンギクスでした。

今は居ませんが、ギニアラプラディも良いのかも知れません。

 

逆に、この水流でダメな種はエンドリケリー(ギニア、ナイジェリア共に)とギニアラプエン、ウィークシー、今は居ませんがアンソルギーもダメだと思います。

 


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顕著に成長し、ふっくらしてきたラプラディがこの顔つきのラプラディです。

 

ナイジェリアのアディエコリ川産のラプラディで、2019年1月31日に64㎝で購入してます。

 

2021年8月31日に水流を付けて変化が有ればと思い水流を付けました。

この頃のラプラディは、痩せがかなり出てきてしまい65㎝と少し成長はしてましたが環境が有っていないのは顕著で、このままでは痩せが止められないと考えての水流でした。

 

2022年7月11日に測定したら、66.5㎝と11ヶ月で1.5㎝の成長とかなりの成長で、ナイジェリアラプラディの成長スイッチが少し解ったように思いました。

 

 

 

後、
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オスのオルナティの太さが水流を作ってからかなり太さが出てきて、やっと60㎝となりました。

オスを太らせて成長させるのは中々難しいので、良い結果が出たと思います。

 


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コンギクスも68㎝と少し成長し太さも出てきました。

 


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逆に、ウィークシーは全く成長してません。

ギニア、ナイジェリアのエンドリケリー、ギニアラプエンも全く成長してませんので、良さげなアンソルギーを追加して、エンドリ、アンソル、ラプエンの成長スイッチが入る水流を付けてみて実験してみたいと考えています。

多分ですが、ギニア、ナイジェリアのエンドリとラプエン、アンソルとビキール系、オルナティは全く違う水流のスイッチだと思うので、ラプラディが痩せて来たら少し考えちゃいますがやりたい実験ですので、実験スタートしたらご報告したいと思います。

 

 

クイーンナイルパーチ

クイーンナイルパーチとは、タンガニィカ湖固有のラテスです。

ホークテールレイトとも言われています。

学名は、

Lates microlepis

(ラテス・ミクロレピス)

現地名は、ノンジ・ニュンヒです。

 

詳しく調べますと、ミクロレピスはタンガニィカ湖固有のラテスの一種で、稚魚は沿岸の生息地に生息し、成魚は他の魚を捕食し外洋遠洋地帯に移動する。

この種は93㎝の長さに達し最大重量は8.3㎏。

 

数年前にショップにて、クイーンナイルパーチ(マリアエかも知れない)として購入しました。

 

ラテス・マリアエは、ミクロレピスと違い余り大きくなりません。

 

学名は、

Lates mariae

(ラテス・マリアエ)

現地名は、サンガーラ・パンバ

詳しく調べると、タンガニィカ湖全体に広く分布し、最大80.0cmとのことです。

 

基本的にミクロレピスと同じですが、サイズが一回り小さい種です。

 

その為、水槽内では最大サイズにはならないと予測して購入しました。

 


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2017年12月1日に購入しました。

サイズは15㎝です。

 

※導入直後以外は全て目測でのサイズになります。

目測は、他のポリプのサイズを水槽前面に来た時に水槽外でメジャーで計測して参考にしています。

ポリプの成長が遅いので(笑)目測しやすかったです。


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約1ヶ月後。

少し大きく肉付きも良くなって来ました。

 


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購入2ヶ月後。

18㎝位になり、孫水槽だと狭いのでメイン水槽に入れる。

 


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購入3ヶ月後。

多分、20㎝位かと。

 


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購入4ヶ月後。

余りサイズは変わらず。


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購入5ヶ月後。

微妙に大きくなったかなぁ?程度。

 


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購入6ヶ月後。

6月に入り、雑魚が手に入らなくなり鯉っ子を入れる。

少し体高が出てきた。

 


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購入8ヶ月後。

雑魚が手に入り、鯉っ子から雑魚に切り替える。

少しスレンダーになった。

 


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購入10ヶ月後。

少し成長し、25㎝位かと。

 


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購入1年経過。

約30㎝前後。

体高が出てきた。

目が大きく感じ初め、マリアエかと考える。

1年で、15㎝前後しか成長しないので燃費の悪さは酷いです。

雑魚はかなり食べてます。

 


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購入13ヶ月後。

余り変化無し。


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購入14ヶ月後。

また、スレンダーになった。

成長期はスレンダーに、停滞期は体高が出る事が解った。

大体、35㎝前後。

 


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購入16ヶ月後。

体高が出てきた。

 


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購入18ヶ月後。

変化無し。

 


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購入19ヶ月後。

少しスレンダーになる。

約38㎝前後。

 


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購入20ヶ月後。

体高が出てきた。

 


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購入21ヶ月後。

少しスレンダーに。

酸欠が怖くなり、エアーストーンを入れる。

約40㎝前後。

 


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購入23ヶ月後。

体高が出てきた。

 


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購入25ヶ月後。

少しスレンダーに。

約43㎝前後。

 


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購入26ヶ月後。
体高が出てきた。

 


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購入28ヶ月後。

少しスレンダーに。

約46㎝前後。

 


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購入30ヶ月後。

体高が出てきた。

 


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購入32ヶ月後。

少しスレンダーに。

この頃から身体の厚みが出てくる。

約50㎝前後

 


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購入34ヶ月後。

少しスレンダーに。

尾鰭が大きくなった様に思う。

 


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購入36ヶ月後。

3年経過。

尾鰭が大きくなってから、成長が早く感じる。

約55㎝前後。

 


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購入40ヶ月後。

体高が出てきた。

成長止まったかとこの時は思う。

約60㎝前後。

 


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購入45ヶ月後。

新型コロナと仕事がバタバタが重なり、データが殆ど残ってない。

水槽内の水流を変えてから、かなり機嫌が悪くなる。

この時は、性格かと考えてましたが今考えると、水流はかなりストレスになっていたと推測出来ます。

約65㎝前後。

この頃ミクロレピスの事を再度、詳しく調べますとミクロレピスに当てはまり、ミクロレピスとして飼育となりました。


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購入48ヶ月後。

4年経過。

約68㎝前後。

 


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購入50ヶ月後。

少しスレンダーに。

 


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購入53ヶ月後。

少し体高が出てきた。

多分、70㎝前後かと。

 


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購入54ヶ月後。

少しスレンダーに。

放出1日前に撮影。

約70㎝前後。

 

 

 

そして……。
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自分が御世話になっている方が色々と自分のために尽くして頂き、ツーウェイさんに引き取りに来て頂きました。

 

この頃は、イカリムシが寄生する季節で少し残念でしたが、ご納得されて引き取って頂きました。


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放出後。

 

スッキリしましたが寂しくも有ります。

 

 

水槽の奥行き80㎝の水槽に70㎝の泳ぐ魚はトラブルの元ですし、魚自体が可哀想なので魚の事を考えて放出となりました。

 

約4年半の飼育でしたが、この魚の事が少し解った様に思います。

個人的に解った内容を書き込みたいと思います。

 

※途中までは、マリアエだと思ってましたがミクロレピスと解ってからでも、基本的に飼育内容は変えてません。

 

 

見た目、尾鰭が立派ですので、さぞかし泳ぐ魚だと思ってましたが、実際は水流が有ると弱る傾向にあり見かけ倒し(笑)の魚です。

なので、水流は殆ど無い状態で、特に20㎝前後までは塩ビパイプ等で隠れ家を作って隠れる環境が必要だと思います。

 

約50㎝位から、かなり泳ぐ魚となり自然界で外洋に出るのは50㎝位なのかと思いました。

 

水質は、ポリプメインですので弱アルカリ性で、雑魚漬け飼育なので新水垂れ流し式で飼育してましたが、特に問題無かったです。

むしろ、雑魚漬け飼育がベストなのかも知れません。

特に稚魚(15㎝位)から30㎝位まで1年掛り、燃費の悪さはアメ車(笑)かと思いました。

無駄に食べたりはしませんが思いの外、消化が早く45㎝~60㎝位までは糞をして少し時間が経過すると雑魚を食べてました。

65㎝位からは、雑魚を15~20匹位食べてそのまま半日は食べませんでした。

 

雑魚漬けで一番の問題は、イカリムシ等の寄生虫の寄生ですが、面白い事にイカリムシが寄生しても10日から2週間程度でイカリムシが取れてしまい、ミクロレピス自体も少し痒がって身体を擦り付けてましたが、弱る事もなくイカリムシの時期が終われば、その後の寄生は有りませんでした。

 

後、成長期と停滞期がハッキリ解る魚でもあり、スレンダーになると成長期、体高が出てくると停滞期となります。

 

放出直前はスレンダーになったので、もしかすると新天地で更なる成長が見込まれると思います。

 

活餌漬けでも成長にムラが有る種でしたので今後は、ラテス・マリアエを飼育してみたいと思います。

ミクロレピスは解ったので、ホントのマリアエを飼育してみてミクロレピスと比較してみたいと思います。

 

 

 

 


しかし、
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この曖昧な名前はどちらか解りませんよね(笑)